電車内でのトラブル!まさかの結末

夜、飲み会の帰りに電車に乗ったときのことです。乗客がまばらな電車のドア付近に、学生風の若い男性が立っていました。その男性のヘッドホンステレオの音量は全開で、あまりのうるささに遠く離れた席に座っている人までその男性に視線を送るほどです。私も「うるさいなぁ」と思いつつがまんしていました。そしたら、次の停車駅で金のジャラジャラしたネックレスをして、腕にタトゥの入った、見るからに怖そうな「お兄様」が乗ってきたのです。でもヘッドホンステレオの学生はそれに気がつく様子もなく知らん顔、完全に自分の世界に入っているって感じです。ところが、電車のドアが閉まり発車すると、やっぱりタトゥのお兄さんは、ほかの人と同じようにヘッドホンの音が気になったようで、さっそくその男性に近づい「オイ、コラァ!それうるさいぞ、ボケ!静かにせんかい!」とドス聞いた声で言ったのです。すると学生は超びびり、ヘッドホンをはずしながら、なんと大粒の涙を流してオイオイと泣き始めました。「エ~、ここで泣くの?」とびっくりして周囲を見渡すと、まわりもア然として学生を見つめています。でも、いちばんびっくりしたのはタトゥのお兄さんだったようで急にオロオロして「オイ!こんなとこで泣くんじゃねえよ~」と言い、自分が降りる駅までなぐさめていました。この日以来、電車内でヘッドホンして音楽を聴いている学生を見ると、「タトゥのお兄さんのオロオロを思い出し」ほくそ笑んでいます。
勉強方法